2009年09月06日
経営革新 /浜松市・湖西市・新居町の税理士
経営革新塾というものが商工会議所・商工会で行われている。
経営革新塾は、創業や中小企業の新たな事業活動(経営革新)の支援を受けるために経営計画の作成が必要となるわけですが、当該計画の作成を支援するためのものです。
経営革新計画の承認がおりると、資金の提供を有利に受けることができるため、様々な会社がチャレンジしています。
しかし、私は、経営革新計画の作成は、「承認を得て有利な資金調達を行うこと」にあるのではなく、経営革新計画を作成することにあると考えています。
つまり、経営計画を作成するため
・経営理念の確認
・ビジョンの確認
・SWOT分析
・PPM分析
などのプロセスを経て作成を行うことになります。
そしてそれらの中で、具体的にどのような戦略・戦術をとるかについて考えていきます。
経営計画は、通常3年から5年の期間で作成されるのですが、それ以外に、経営計画に基づいて年度予算を作成します。
1年間経過したあと、予算と実績を比較して、それを時期の予算作成に役立てます。
よくある批判として、経営計画の作成そのものに対する批判や、経営理念に対する批判があります。
経営計画をつくっても意味がなく、経営者の行動計画が重要であるとか、経営理念を従業員にしめしても大企業の社長とちがって中小では、社長が目の前にいるのだから必要ないという人さえいます。
しかし、それは、従業員が5名程度のほんとうに零細企業を意味しているような気がしています。
また、今のように外部環境が読みづらい場合には、将来のことなんてわかるはずがないという方もいらっしゃると思います。しかし、現状の分析に基づいて将来の売上や利益水準の目標を立ててそれを達成するためにどのようなことをしていくのか考え、実際に行動していくことが重要だと考えています。
あるセミナーで某有名本屋の取締役の方が、予算・実績分析について、子供のころの勉強を例にとり、
①どれくらいの点数を取りたいか何も目標なしに勉強をしている人
②どれくらいの点数を取りたいかだけ考えて、達成できたかどうか、なぜ達成できなかったかの分析をしな人
③どれくらいの点数を取りたいか目標も立て、試験後に達成できたか、なぜ達成できなかったかを分析し次回の勉強に役立てる人
このどれが勉強ができるようになりますかというお話をされていました。当然、③だと思います。
つまり、闇雲に勉強をしていると得意科目だけの勉強になってしまったりすることになります。また、反省をしなければ、方法が誤っているのに気付かないことになります。
この例を利用させていただくと、
・ただ単に「医者になりたい」という夢をもって勉強をしている人と、「ぼくは小さいときにアフリカですごし、医療の現状について衝撃を受けた。だから医者になって、絶対に世のために役立つ人間になるんだ」という思いで勉強をしている人がいれば、後者の方が医師になれる可能性は高いと思います。
少々例が極端すぎましたが、
・会社を継がれる方
・新しく事業をされる方
は、一度経営計画を作成してみるとよいと思います。
ただ、時間は有限だし、何が一番大事かといえば、売上拡大のために行動を起こすことになると思います。あくまでもそれをサポートするものでしかないと思います。
精緻な経営計画の作成にこだわりすぎて時間を割きすぎてしまうことだけは気をつけましょう。
それから、補助金や税の優遇は、あくまでも将来経営計画を達成して、企業を拡大し、従業員を雇い、税金を払ってくれるようになるだろうという国からの投資です。その財源もいってみれば税金です。
補助金だからもらえてラッキーというのではなくて、将来、補助金でもらった分は税金で返してあげるぞ、(低利融資なら利息分以上に税金で返すぞ)というくらいの気持ちで活動してもらいたいです。
そういう気持ちで事業をした方が絶対に成功すると思いますから・・・。
株式会社・有限会社は営利社団法人ですから。
今、NPO、農業に興味があります。今度、そのことについて書きたいと思います。
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若い創業経営者の方、事業承継を考える二代目、三代目の方
浜松・新居・湖西(鷲津)の将来のために一緒に頑張りませんか。
起業・開業(クリニック・医院を含む)、世代交代を考えられたら
疋田会計事務所(税理士事務所・会計士事務所)
新居・湖西・浜松・磐田をエリアとして活動しています。
HP:浜松市・湖西市・新居町の疋田税理士事務所
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経営革新塾は、創業や中小企業の新たな事業活動(経営革新)の支援を受けるために経営計画の作成が必要となるわけですが、当該計画の作成を支援するためのものです。
経営革新計画の承認がおりると、資金の提供を有利に受けることができるため、様々な会社がチャレンジしています。
しかし、私は、経営革新計画の作成は、「承認を得て有利な資金調達を行うこと」にあるのではなく、経営革新計画を作成することにあると考えています。
つまり、経営計画を作成するため
・経営理念の確認
・ビジョンの確認
・SWOT分析
・PPM分析
などのプロセスを経て作成を行うことになります。
そしてそれらの中で、具体的にどのような戦略・戦術をとるかについて考えていきます。
経営計画は、通常3年から5年の期間で作成されるのですが、それ以外に、経営計画に基づいて年度予算を作成します。
1年間経過したあと、予算と実績を比較して、それを時期の予算作成に役立てます。
よくある批判として、経営計画の作成そのものに対する批判や、経営理念に対する批判があります。
経営計画をつくっても意味がなく、経営者の行動計画が重要であるとか、経営理念を従業員にしめしても大企業の社長とちがって中小では、社長が目の前にいるのだから必要ないという人さえいます。
しかし、それは、従業員が5名程度のほんとうに零細企業を意味しているような気がしています。
また、今のように外部環境が読みづらい場合には、将来のことなんてわかるはずがないという方もいらっしゃると思います。しかし、現状の分析に基づいて将来の売上や利益水準の目標を立ててそれを達成するためにどのようなことをしていくのか考え、実際に行動していくことが重要だと考えています。
あるセミナーで某有名本屋の取締役の方が、予算・実績分析について、子供のころの勉強を例にとり、
①どれくらいの点数を取りたいか何も目標なしに勉強をしている人
②どれくらいの点数を取りたいかだけ考えて、達成できたかどうか、なぜ達成できなかったかの分析をしな人
③どれくらいの点数を取りたいか目標も立て、試験後に達成できたか、なぜ達成できなかったかを分析し次回の勉強に役立てる人
このどれが勉強ができるようになりますかというお話をされていました。当然、③だと思います。
つまり、闇雲に勉強をしていると得意科目だけの勉強になってしまったりすることになります。また、反省をしなければ、方法が誤っているのに気付かないことになります。
この例を利用させていただくと、
・ただ単に「医者になりたい」という夢をもって勉強をしている人と、「ぼくは小さいときにアフリカですごし、医療の現状について衝撃を受けた。だから医者になって、絶対に世のために役立つ人間になるんだ」という思いで勉強をしている人がいれば、後者の方が医師になれる可能性は高いと思います。
少々例が極端すぎましたが、
・会社を継がれる方
・新しく事業をされる方
は、一度経営計画を作成してみるとよいと思います。
ただ、時間は有限だし、何が一番大事かといえば、売上拡大のために行動を起こすことになると思います。あくまでもそれをサポートするものでしかないと思います。
精緻な経営計画の作成にこだわりすぎて時間を割きすぎてしまうことだけは気をつけましょう。
それから、補助金や税の優遇は、あくまでも将来経営計画を達成して、企業を拡大し、従業員を雇い、税金を払ってくれるようになるだろうという国からの投資です。その財源もいってみれば税金です。
補助金だからもらえてラッキーというのではなくて、将来、補助金でもらった分は税金で返してあげるぞ、(低利融資なら利息分以上に税金で返すぞ)というくらいの気持ちで活動してもらいたいです。
そういう気持ちで事業をした方が絶対に成功すると思いますから・・・。
株式会社・有限会社は営利社団法人ですから。
今、NPO、農業に興味があります。今度、そのことについて書きたいと思います。
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若い創業経営者の方、事業承継を考える二代目、三代目の方
浜松・新居・湖西(鷲津)の将来のために一緒に頑張りませんか。
起業・開業(クリニック・医院を含む)、世代交代を考えられたら
疋田会計事務所(税理士事務所・会計士事務所)
新居・湖西・浜松・磐田をエリアとして活動しています。
HP:浜松市・湖西市・新居町の疋田税理士事務所
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Posted by 浜松市の疋田税理士・公認会計士 at 21:42│Comments(0)
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